共に食ってく?

主に映画を食べます

その家族の愛は熱く、決して溶けない『ジャック・フロスト/パパは雪だるま』

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監督

トロイ・ミラー

製作

アービング・アゾフ

マーク・キャントン

脚本

マーク・スティーブン・ジョンソン

ティーブン・ブルーム

ジョナサン・ロバーツ

ジェフ・セサリオ

キャスト

マイケル・キートン

ケリー・プレストン

ジョセフ・クロス

 

 

あらすじ

ロックバンドのボーカル、ジャック・フロスト。ある日彼は事故に遭い、愛する妻ギャビーと息子チャーリーを残して逝ってしまったーー。しかし一年後、奇跡が起きる!彼はチャーリーの作った雪だるまとなって復活したのだ。チャーリーに語りかけ、一緒にホッケーやスノボーをし、これまでにない楽しい時間を過ごすジャック。だが一方で、何も知らないギャビーたちは雪だるまに話しかけるチャーリーの姿に不安を抱きはじめ……。(DVDパッケージ裏参照)

 

https://www.amazon.co.jp/ジャック・フロスト-パパは雪だるま-DVD-マイケル・キートン/dp/B0009S8DRU/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=%E3%83%91%E3%83%91%E3%81%AF%E9%9B%AA%E3%81%A0%E3%82%8B%E3%81%BE&qid=1555236785&s=gateway&sr=8-1

 

感想

ハァイ、ナイストゥ-ミ-トゥ-私だ。桜が咲き、寒さも何処か遠くの方へ行きつつあるこの季節に空気の読まないクリスマスド真ん中なハートフル・ファンタジー『ジャック・フロスト パパは雪だるま』を不意に今回は紹介したい思っちゃったよね。

だが、作品自体は熱い家族のドラマに心の芯からポカポカと温かく感じ、そして切ない内容になっている。

 

 

ロックバンドの卵であり、ボーカルである父親のジャック・フロストとその息子チャーリー、そして妻のギャビーの3人家族はどこから見ても幸せで楽しいクリスマスを過ごしていた。中でも父ジャック・フロストと息子のチャーリーの関係は深く、チャーリーから見てジャック・フロストは一番の父親であり、一番の親友でもあった。勿論父であるジャック・フロストも息子を愛し、吹けばいつでも現れると約束したハーモニカを息子にプレゼントする。

そんな中、クリスマスに家族3人で外出しようとした矢先にジャックに自身のロックバンドのデビューに関わる電話が入り、急遽息子とクリスマスを過ごせなくなってしまう。

しかし、仕事へ向かう最中に「やっぱりクリスマスは家族と過ごさなければいけない」という事に気付いたジャックが再び車で家族の元へ戻ろうとするも、不運にも吹雪に見舞われ事故に遭い亡くなってしまう。

  その一年後のクリスマス、父を亡くした一件以来チャーリーは悲しみに暮れずっと気持ちが沈み、何事にも気力が湧かなくなっていたとき、ふと庭に雪だるまを作り、部屋で父親からの最後のプレゼントであるハーモニカを吹くと作った雪だるまに父ジャックの命が吹き込まれ、雪だるまとなって転生したジャックとチャーリーの奇跡とドラマが始まる……。

 

というのが本作の大まかな概要だ。

側から見ても幸せで楽しい家族を見せられた後に起こる父の事故死は割とショッキングだが、父が雪だるまに転生してからはかなりコミカルに笑える描写を程良く見せてくれる。

たとえば、除雪車に除雪されたり、飼い犬に腕である木の枝を持っていかれたり、動く雪だるまにパニックになる人など随所に盛り込まれている。まあ、テイストを変えれば雪だるまが凄え動くホラーにもなり得る話でもあると思う。

 

 

雪だるまに転生した父親と父親が帰ってきた事を喜ぶチャーリーが互いにこれまで過ごせなかった時間を過ごしていくのだが、雪だるまである父親の雪だるまらしい芸当などで更に記憶に残り思い出深きものにして更新していく様子は非常に温かくハートフルだ。

 

しかし、よくよく考えて欲しい。父親は雪だるまなのだ。人間なんかよりも非常に脆く、太陽の陽に当たれば自身が溶け、気力がダウンし完全に溶ければ当然死ぬ。そう、時間が無い。

冬の寒い時期でしか息子との時間を過ごせず、思い出を残せないという雪だるまという変化球な立場を上手く利用することによって、一つ一つの父親の息子に対する行動や言葉、息子が父親に対する思いや悲しみが何気に胸にグサグサ刺さってくる。

特に息子のチャーリーは地元ホッケーのチームに所属していたが、父の死をきっかけにヤル気を失いチームから脱退していたが、雪だるまの父親からの言葉にまた光を見つけ立ち直り再びチームに戻るくだりから、雪だるまの父親が生前に試合を見にきて欲しいという息子との約束をロックバンドの仕事で見に行けなった一生の後悔を雪だるまに転生してから果たそうとする展開はかなりグッと来る

 

また、息子のチャーリーを目の敵し馬鹿にしてくる悪ガキも存在するのだが、雪だるまの父親を通して思わずガッツポーズする定番だが、ずっと使っている体に馴染んだ寝巻きぐらいの安心感ある熱い展開なども待っているのもまたそれも本作を盛り上げる余興だろう。

 

色々と道のりを経て、生前に出来なかった事を雪だるまになってから息子に精一杯振る舞い、最愛の妻であるギャビーもその存在を信じ、待ち受ける家族の愛が永遠であることを確かなものにするクライマックスは涙なしには終われず、語れない。

クリスマスに起きた小さな奇跡の物語を雪だるまという形で語るお伽話のようなハートフルでファンタジーで温かく、キラキラした物語が詰まった作品になっていると思う。

 

 

めちゃくちゃ余談だが、同じ雪だるまを扱っており英題が本作と同タイトルの殺人鬼が雪だるまになり人々を雪だるま殺法していく本作の対義みたいな作品『キラー・スノーマン』という雪だるま映画も存在するのだが、またそれは別の機会にでも紹介しようと思う。

 

ということで『ジャック・フロスト パパは雪だるま』中身としてはキッズも楽しめ、大人も楽しめるオールラウンダーな作品になっており、傑作とまでは行かないものの家族ドラマの様式美も整っており、十分楽しめる古き良き隠れた作品になっているのではないかと思う。雪だるまに直接声を当てているマイケル・キートンのライブでの生の歌声を聴けるのも楽しめる魅力の一つだろう。

その家族ドラマは燃え上がるほどヒート!そして溶けねえ!

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あなたの側にある人形は普通の人形?それとも…… 『HEIDI』

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監督

Daniel Ray

脚本

Daniel Ray

キャスト

Sumuel Brian

Joei Fulco

Joei Bell

Eva Falana

 Elizabeth Callahan

 

あらすじ

アルバイトで部屋の片付けをすることになった男性2人組は、屋根裏部屋で気味の悪い人形を発見する。それ以来、彼らの周囲で奇妙な出来事が起き始める…。

 

 

 

感想 

私だ。突然だが皆さんの家には人形はあるだろうか?可愛いバービー人形だったりシルバニアファミリーだったりゲームセンターで取った人形だったりとジャンルや存在理由は様々だと思う。

しかし、時にそのような人形がふと怖く思えたことはないだろうか?私はある。

実家に和風な人形が数体置いてあるのだが、やはり今でも、特に幼少期は暗闇の中でその人形を見ると本能的に怖く思えてしまった。手や足が動く訳でも無いのに、その存在感ある怖さに自分が人形ように動かなくなってしまう。

今回はそんなそこに居るだけで怖いPOV人形ホラー『HEIDI』を紹介していこうと思う。

 

 

これまで数々の人形ホラー映画が出てきた。殺人鬼の魂が取り憑いた殺人人形を描く『チャイルド・プレイ』現存する呪いの人形の恐怖を描いた『アナベル』人形たちが意思を持って襲ってくる『パペット・マスター』など個性豊かに色んな恐怖を見せてきてくれた。

本作は謂わゆる呪われた人形による恐怖を描いた作品だ。

人形を扱ったホラー映画の人形はどれも特徴的な顔をしており、見た目から完全に恐怖へと落とし込んでいくビジュアルだが、本作の『HEIDI』に登場する人形は割と普通の見た目。何処にでも売っているメルちゃん人形のような見た目をしている。(まあ、目が無いが)

 

とある高校生2人組がアルバイトで家の掃除を行っていたところ、屋根裏部屋で「HEIDI」という名前の人形を発見。面白半分でふざけてその人形を蹴ったりして遊んで以来、身の回りで人形が纏わりつき、次々と奇怪な現象に襲われる。俺たちはどうなっちまうんだ〜というのが本作の大まかな内容である。

 

特に豪快にガラスが割れたり物が吹っ飛ぶなどの心霊現象が起きたり、暗闇から急に幽霊が現れたり、突然ナイフを持って襲ってくる訳でも無いのに怖い。超怖い。

その理由としては、屋根裏部屋で人形を見つけるが何故か家に居たり、気味が悪くなり捨てようが、インターホンが鳴り出てみると玄関に戻っていたり、先程までと状態が変わっていたり、勝手にボールが転がってきたりと決して派手に見せる訳では無くちょっとした演出によって「ただそこに居る」というだけで恐怖をふんだんに突き付けてくるのだ。それはもう本当に怖い。

 

 

更にPOVなのでその緊張感と臨場感たるや尋常では無く、自分がまさに人形を観察しているような感覚に陥ったり、一人称視点をうまく利用したカメラワークでのまたただそこに人形が居るだけで恐怖。という表現が恐怖心を加速させる。まあ、それがPOV映画の良いところである。

 

 

また話が進むに連れ、メルちゃんみたいなホラー人形による地味で陰湿で悪質な嫌がらせや恐怖が強くなっていき、いよいよ犠牲者まで出てくるようになってくる。それはメルちゃんみたいな人形を手荒く扱ったものに降ってくる地獄。

しかもそれが普通では無い。「やられたらやり返す。倍返しだ!」の如く身も凍るような地獄が待っているのだ。

 

決して凝りに凝ってお金の掛かった作りでは無く、ただそこに人形が居るだけなのに地味で陰湿ながらも普通では無い現象でジワジワと不穏さや不気味さを開拓していく作り人間が本能的に怖いと思える心理を突いた様々な演出でここまで怖く仕上げられるのは本当に凄い。お金を掛けず、ただの人形だけで何処まで視聴者に恐怖を与えられるかに徹底しており、もうそれに振り切っている。

さり気ない音や電気を消せば広がる暗闇など、ごく当たり前なのにそのような演出が出るだけでもう悪寒が走るくらいには本作は怖く仕上がっている。

 

 

ということで『HEIDI』もっと派手なポルターガイストや霊がガンガン攻めてくる人形ホラーが見たい人やPOVが苦手な方には少し肩透かしかもしれないが、人形本来の可愛い姿?から可視化されて見えるような不気味さを体感出来る作品には間違いない。呪いの人形の“呪い”の部分に関しては説明がある訳で無く、経緯も特に説明されないが、理由が分からず脅かされるのも恐怖をまた一つ上乗せしているのかもしれない。

 

やはりホラーと人形の相性は良い。人形の歴史を辿って結びつく由来はそもそも悍ましく、日本にも藁人形に五寸釘をガンガン打つ呪いなんてのもあるくらいだ。やはりホラーと人形は切っても切れない縁なのかもしれない。

 

尚こちらの作品は国内には来ておらず、鑑賞するには海外から取り寄せるしか手は無いが、この手の人形ホラーが見たい方は是非。

貴方の側にある人形は普通の人形?それとも……。

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ジジイからの有難いお言葉と恐怖の贈呈『ゲヘナ 〜死の生ける場所〜』

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監督

片桐裕司

脚本

片桐裕司

キャスト

ダグ・ジョーンズ

ランス・ヘンリクセン

エバ・スワン

ジャスティン・ゴードン

サイモン・フィリップス

ショーン・スプロウリング

マシュー・エドワード・ヘグストロム

大立昌史

 

あらすじ

リゾートホテル建設の視察のためサイパン島を訪れた土地開発会社のポリーナとタイラーは、現地コーディネーターのアランとペペ、カメラマンのデイブらとともに候補地のジャングルへと足を踏み入れる。そこで洞穴を見つけ奥へ進んで行くと、突如として不気味な老人が彼らに襲いかかり、驚いたアランは老人を突き飛ばして殺してしまう。5人はその場所に秘められた太古からの呪いに翻弄され、恐ろしい運命へと導かれていく。(映画.com様より引用)

www.amazon.co.jp

 

感想

私だ。今回紹介するのは2016年のコミコン限定で上映され、しばらく音沙汰を無くし2018年の夏に東京で上映され、またしばらく音沙汰を無くし、そして「未体験ゾーンの映画たち 2019」でまたも上映されるのチラリズムを経た『ゲヘナ 〜死の生ける場所〜』だ。

2016年のコミコン限定上映から個人的にはかなり注目しており、見たくても見れないジレンマに駆られながら2年の歳月を経てようやく見れたことに凄く感動している。正直待ちわびた!

 

 

土地開発会社の社員と現地コーディネーターたちががサイパン島にある旧日本軍の地下壕に足を踏み入れるが、そこには昔ながらの名残りと共に不可解な死体などがあった。一同が困惑する中、干し柿みたいなジジイに遭遇し怯えていたところHoly Shit! 地震が発生。地下壕に閉じ込められてしまった一同が目にしたものは先程まで無かった光景だった。更に恐ろしいものまでが一同を襲う。

というのが今作の大まかな内容だ。

 

今作の注目すべき点としては監督と脚本を務めた片桐裕司監督にある。彼は様々な映画のコンセプトやクリーチャーのデザインを手掛けており、監督を務めた今作では霊とも呼べるがモンスターとも呼べる怪奇が次々と襲ってくる。

 

更に今作の『ゲヘナ 〜死の生ける場所〜』のポスターでも体育座りをしているインパクトあるジジイ、そのジジイを演じたのが『シェイプ・オブ・ウォーター』の半魚人や『パンズ・ラビリンス』のペイルマンなど数あるクリーチャー役として活躍するダグ・ジョーンズが担当している。彼の曲芸師の経験と細くて手足の長いシルエットが今作でも大いに活かされ、見事に不気味なジジイが完成されている。

 

片桐裕司監督の初監督作品でクラウドファンディングによる少ない制作費から様々な苦労と道のりを経て完成された本作だが、その少ない制作費の中で閉鎖された空間というロケーションと監督の経験から活かされたモンスター染みた霊のビジュアルやあちこちに張られている伏線などから魅力ある作品に仕上がっていて楽しめるホラー作品になっていると個人的には思う。

 

ただただ土地開発会社の社員と現地コーディネーターたちが呪われた地下壕で恐ろしい目に遭うというお話ではなく、所々に張り巡らせた伏線からの推測も楽しめる一部分だろう。

例えば序盤の地下壕で暗い閉鎖空間と状況で怖く仕上がっているが、外に出て陽を浴びたらただの変態に成り下がる全裸の干し柿みたいなジジイが急に襲ってくる場面がある。そこで現地コーディネーターがジジイを突き飛ばしてうっかり大怪我を負わせてしまうもジジイが急に「お前は絶対、死ね」 と言い遺しポックリ逝ってしまう。「死ぬ」ではなく「死ね」だ。こういった一発で違和感の残るような言葉や壁に記された意味深な言葉など伏線が地下壕の中でいろんな形として視聴者にメッセージとして問いかける部分がいくつもある。

そしてその伏線を回収した先に悍ましいオチが待ち受けるのだが、そこは是非皆様の目で拝見して楽しんでいただきたい。

 

また先程にも説明した通り片桐裕司監督が監修を務めているので霊のビジュアルもかなりインパクトがある。地下壕に足を踏み入れてからダグ・ジョーンズ干し柿ジジイを始めとする凄いブリッジで見る者に恐怖を与えるブリッジ女や子供の姿だが見た目が恐ろしい恐怖のガキンチョだったりと様々だ。しかもその恐怖がヒロインたちが背負ってきた背景に基づく恐怖なのだからヒロインからしたらその恐怖は尋常じゃないだろう。そういったヒロインたちが経験した背景を地下壕の暗闇の中で恐怖として贈呈するのも今作の魅力だろう。

 

ということで『ゲヘナ〜死に生ける場所〜』万人受けはしないにしろ一概に悪いとは言えず、むしろ十分楽しいホラー作品になっていると思う。上記で説明した以外にも恐怖描写や魅力はあるのだがそれは是非皆様が実際に拝見し見付けて欲しい。(エンドロール後のcパートでもカレーについている福神漬けくらいのお楽しみ要素があったりする)

因みに今作のポスターで「未体験ゾーンの映画たち 2019」公開時のものが一番新しく、販売やレンタルのジャケットになっているのだが、全体的にジジイが明るくなっておりキャッチコピーが「このジジイ、トラウマ級」となっているも特にトラウマ級でも無く、不気味さが薄れているので今回は個人的に好きな東京公開時のポスターを張った。

暗闇で現れるジジイは怖い!

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もうサメを近くで見たいなんて〜言わないよ絶対〜♪『海底47m』

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監督
 ヨハネス・ロバーツ
製作
 ジェームズ・ハリス

マーク・レーン

キャスト

マンディ・ムーア

クレア・ホルト

サンディアゴ・セグーラ

 

あらすじ

水深47メートルの海に沈んだ檻の中で、人喰いザメの恐怖と対峙する姉妹の姿を描いたシチュエーションパニックスリラー。メキシコで休暇を過ごしていたリサとケイトの姉妹は、現地で知り合った男から、海に沈めた檻の中からサメを鑑賞する「シャークケイジダイビング」に誘われる。水深5メートルの檻の中からサメを間近に見て興奮する2人だったが、ワイヤーが切れて檻が一気に水深47メートルまで沈んでしまう。無線も届かず、ボンベに残された空気もわずかという極限状態の中、サメの餌食になる危険におびえながら、2人は生還を目指すが……。(映画.com様より引用)

 

 

感想

私だ。今回紹介するのはサメ映画としてもバッチリ怖く、海の底知れぬ恐ろしさもかなり本格的に描いており、映画を見れば思わず自分も海底にいるような感覚に陥る『海底47m』だ。

 

サメ映画ではアイコン的存在の水着美女2人が檻の中からサメを観察できる「シャークケイジダイビング」を行ったところ、故障によりケイジごと海底47mへと落ちて行くのだが、もうそれは怖い、ほんとに怖い。あたり一面闇

余談だが私は若干の海洋恐怖症で、海の底知れない不気味さや闇が怖く、根拠は無いが海には絶対にデカい何かがいると思っている。うんいるよね。なので本作の『海底47m』は最早ホラー

海の底というだけでも恐ろしいのに周りは闇に覆われ、残りの酸素は少なくホオジロザメは辺りを泳ぎ回るまさに地獄のようなシチュエーションでストーリーなどはほぼ無くシンプルな設定と状況下でその恐怖を描くことに成功している。

 

海底での閉鎖空間、見ているこちらまで息苦しくなり、その世界観に入り浸り自分も海底に沈んでいるような感覚に陥る。

おまけにボンベに残された酸素も割と凄い勢いでガンガン減っていくが下手に動くとサメの餌食に、しかし動かなければ助からないといったジレンマの中でパニックする姉妹を見ているだけでこちらまでパニックになる。なんて恐ろしいのよ!絶対に経験したくないシチュエーションNo. 1ではないだろうか!超無理!

 

また今作、意地悪というかやっと見えた希望をことごとく奈落の底へと突き落とす描写がかなりある。たとえば助けに見えた明かりがただの懐中電灯だったり、助けに来たダイバーが目の前でサメの餌になったり、挙げ句の果てには一度はケイジごとワイヤーで救助に成功して、テンションが高ぶり合唱する姉妹だったが重さに耐えかねか劣化のためかは分からないがワイヤーが切れてまた海底へと逆戻りなんてのもある。ここまで来るとこの姉妹は一体前世で何をしたんだと同情したくなる。

 

そんな絶望的なことが度重なる中、また更に追い討ちを掛けるが如く姉妹を追い詰めるのがボンベの酸素不足だ。海上にある船からは追加の酸素を落とすことが出来るのだが、厄介なのがそれによって起こる窒素中毒による幻覚症状が出るという点である。この際はっきり言っておくと案の定その窒素中毒による幻覚症状は起こってしまう。

しかし、その幻覚があまりにも意地悪。友達だと思っていた人に裏切られ崖から突き落とされる並みに意地悪

そういった絶望が矢継ぎ早に、更にそのどれもがかなりギャーードワーーやめてーーな内容なので気を抜くことが許されないのだ。やだね。

 

また今作はサメの恐ろしさを描くというより海の怖さに特化した作品になっており、サメの捕餌(人間)になるシーンは少なく、一寸先は闇な光の見えないトンネルを延々と泳ぎ続けるような光の届かない海の怖さや海底という異世界の並々ならぬ圧迫感や肌を通して感じるような冷たさなどを感じることができる体感型海底アトラクションになっている。

逆にサメがもっと人を食べるのが見たーいな人には少し肩透かしなのかもしれない。でもサメの出来は凄く良く、本当に怖い。

 

ということで『海底47m』かなりオススメである。ニードルでガンガン突いてくるような海底の怖さ、サメによる捕食は少ないが襲い来るシーンや横切ったり闇から急に現れたりするシーンは他のサメ映画より頭一つ抜けて怖く、一本の映画でそのどちらも体感でき体の芯から冷たく震えること請け合いだ。

こちらの作品を見て海派から山派になる人も少なからずいるだろうと筆者は思う。あともう一度言うけど海には絶対に何かデカイやつがいる。いるんだ!

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“ゴキ” ゲンいかが?ゴキブリミュージカル『ジョーズ・アパートメント』

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監督
ジョン・ペイソン
製作
ボニー・リー
ダイアナ・フィリップス

キャスト
ジェリー・オコンネル
ミーガン・ウォード
ロバート・ボーン
ジム・ターナー

 

あらすじ

アイオワからニューヨークに移ってきたジョー、仕事も決まり、好きな女の子もでき、おんぼろながらアパートも見つかり、すべてが順調に見えたが、そのアパートには”先客”がいた。なんとそのアパートには、5万匹ものゴキブリが住んでいたのだ!しかもそのゴキブリたちは歌って踊れるつわものたちだった!

ジェリー・オコンネルを主演に、MTV出身の監督ジョン・ペイソンが作り上げた、ゴキブリ共存の新感覚コメディ!しゃべるゴキブリたちにめげず、ジョーはリリー(ミーン・フォード)との恋を成就させることができるのだろうか!?(DVDパッケージ裏参照)

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感想

ミュージカルといえば歌って踊りながら青春や恋愛を謳歌する非常にハートフルで楽しいジャンルで、これまで様々なミュージカル映画が世に出てきて気持ちを明るくし、華やかにしてくれたと思う。その数あるミュージカル映画の中でも変わり種と言うか、トチ狂っていて、心が華やかになるとは一概には言えない非常にグレーなゾーンを描いているのが今回紹介する『ジョーズ・アパートメント』である。

 

あらすじにも記されている通り、本作はなんとゴキブリが登場し、しかもその数が尋常ではない。5万匹という数のゴキブリが画面で動き回るのだ。

しかもそのゴキブリたちは可愛く加工されているわけでもなく、お目目ぱっちりキュートな見た目でもなく、正真正銘ガチのゴキブリが大量に出てくるためまさにその光景は地獄絵図で、その光景を見るなり鳥肌が立ち、鳥になる寸前までになること間違いないだろう。

 

また、本作のゴキブリたちは歌って踊り、人間と会話をするという異様すぎる立ち振る舞いをしてくるのだから本当に容赦がない。

 

ミュージカル作品はヒロインたちの心境や青春、恋愛などを歌と踊りに乗せて視聴者に送るハートフルかつポップな作風が多いが、今作も実はかなりハートフルで温かい恋模様を描いた内容になっており、アパートに住み始め恋をする青年と同居するゴキブリたちがお互い敵意を向けながら、徐々に信頼を勝ち取ってゴキブリたちが青年の恋を上手く実らせようと街を練り歩きながら助太刀して歌って踊るお話になっている。非常に有難くも迷惑な話である。

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しかし、ミュージカルにおける様式美というか映画としての起承転結はしっかりと抑えており、かなり楽しめたと個人的には思う。

開幕早々からカツアゲの被害に遭い所々抜けている主人公の不憫さや頼りなさ、アパートを狙い、婆さんを階段から落とすクレイジーな悪者の存在や一度は上手くいきそうな青年の恋が思わぬ事態で恋する相手の信用を失ってしまう展開など濃いキャラやコメディならではのやり過ぎなドタバタ具合と、所々の状況や場面に合った歌をゴキブリたちがお届けするといった点では一概に悪い作品とは言えず、ゴキブリを抜きに考えればコミカルで楽しい作品ではあると思う。

 

また、こちらの作品、ケーブルチャンネルMTVの姉妹映画制作会社で主に若者向けの映画が基盤となるMTVフィルムズで制作され、放映されたのだから驚きだ。

ここまでリアルな大量のゴキブリたちが出てくる映画が子供たちの目に飛び込んできたと思うと恐ろしい。その地獄絵図とも言える光景を見たからには脳裏に焼き付くこと請け合いだ。

 

ということで『ジョーズ・アパートメント』ミュージカル映画としては楽しめるが題材がゴキブリという異様な特色を持ち、ゴキブリに嫌悪感を抱く人に対して中指を天高く上げた、まさに異物混入と言える作品になっている。

しかし、ゴキブリたちの性格が非常にポジティブで明るい性格かつ可愛い声で歌いながら恋する青年の助太刀をする姿を披露するため、話が進むに連れて徐々にゴキブリに対する嫌悪感は薄れていき少し愛着が湧く。かもしれい。いや知らんけど。

 

そんなグレーなゾーンで描かれた『ジョーズ・アパートメント』興味を持った人、勇気のある人、もしくはゴキブリがスーパーウルトラアルティメット大好きな方にはかなりおススメである。

 

恋する青年を歌って踊りながら応援する黒光りする嫌われ者の愛嬌ある姿にハートが温かくなり、見終わった後は何とも言えない気持ちになること間違いないだろう!

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愛に種族なんて関係ない。人間とそうでない者の愛を描く【異種間恋愛映画】

異種間恋愛映画とは、簡単に説明すると人間と人間ではない者のラブストーリーを描いた作品である。

ロボットや幽霊、はたまたゾンビなどなどこの世には様々な異種と人間の恋を描いた作品が出てきた。

 

 

人間と全く別の種族の愛という日常的には見れない非日常の愛がそこにある。想像のできない愛だからこその魅力や切なさ、純愛さを感じられる禁断の果実をかじり甘い蜜へと変えた【異種間恋愛映画】を今回は何本か紹介していこうと思う。

 

 

 

ドラゴンと人間の熱い愛に思わず火を噴く

『ドラゴン』

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ドラゴンの生贄として奉げられた女性とそのドラゴンの恋を描いた作品。

実はドラゴンの正体は美青年で、ドラゴンの姿で羽を広げようが火を噴こうが脳裏に美青年のことが思い浮かび全てがイケメンに見える。そんな美青年のドラゴンの心に寄り添うようにそばにいる女性の姿と二人の愛はドラゴンが噴く炎よりも熱いものがある。

その他にも額縁に入れて飾りたいほどの映える美しいカットは必見。数々の景色に心躍り目をキラキラさせること間違いないだろう。

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本気だからこその行動に衝撃が走る

『ワイルド わたしの中の獣』

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ある女性がオオカミに恋愛感情を抱いてしまい、人間を辞めて徐々に野生化していく姿を描いた作品。

この作品での驚くべきことはやはりオオカミに恋心を抱いた女性にある。人間よりオオカミに少しでも近づこうとする彼女の行動に思わず衝撃が走る。本気の愛だからこそのショッキングな映像と同時に彼女の身体の張った演技には驚かされる。是非その目で体感してみてはいかがだろうか。

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A.Iと書いて愛と呼ぶ

『her 世界でひとつの彼女』

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妻と別れ、心に傷を負った男が恋に落ちたのはなんとAIだった。

男と人工知能が互いの愛を深めあい、本物の形にするため試行錯誤する二人の姿にグッと来るものがあり、肉体が存在せず声だけの人口知能に対して「どんな姿をしているのだろうか」と視聴者の想像力を掻き立てられる数少ない異種間恋愛ではないだろうか。一番身近で常識にとらわれない愛がこの作品にはある。因みに人工知能の声はスカーレット・ヨハンソン

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身体は腐っていても熱い愛は腐っていない

ウォーム・ボディーズ

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人間の脳みそを食らうゾンビが女性に恋をし、愛によって温かい心を取り戻していく物語。

見てわかると思うがゾンビがかなりイケメン。そんなゾンビがある女性に恋をして、人間の心を取り戻していく。そう、ゾンビにも必要なのが愛なのである。この作品はゾンビに対する恐怖や嫌悪感はほぼなく、むしろゾンビのさり気ない優しさや行動に愛おしく思える。ゾンビの成れの果ての姿をした骸骨みたいな人間にとってもゾンビにとっても敵な存在がいることもこの作品の魅力だろう。

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その愛は時に美しく、時に恐ろしい

『モールス』

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スウェーデンの映画『ぼくのエリ 200歳の少女』のハリウッドリメイク。謎の少女と心に傷を負う少年の甘くて恐ろしい恋愛映画。

少女の正体は長い時間を生きたヴァンパイア。血を必要としながら生きてきた少女の前にある少年が現れる。

少し不気味だが透明感のある少女だからこそ流れる血がはっきりしている絵に思わず目を引くものがある。長い時間を生きてきて歳をとらない少女と普通の少年の甘くて切なく残虐な恋、生きてきた時間など関係なく目の前にある愛の行方をその目で確かめてみてはいかがだろうか。

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あまりに残酷な愛と姿

ザ・フライ

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その姿形があまりにも悍ましく敬遠されがちだが、こちらの作品も切なく残酷な異種間恋愛映画といえるだろう。

学者自らが行った物質転送実験の際に一匹の蝿が紛れ込んだために起きる恐怖から始まる物語。ハエと融合した男の姿は人間と呼ぶには気持ち悪く、ハエと呼ぶにはかけ離れた姿。そんな男に更なる災難として降りかかるのが愛の残酷さだ。是非一度手に取ってみてはいかがだろうか。

https://www.amazon.co.jp/ザ・フライ-2枚組特別編-DVD-ジェフ・ゴールドブラム/dp/B000QUTRVW/ref=sr_1_5?s=dvd&ie=UTF8&qid=1538301992&sr=1-5&keywords=%E3%82%B6%E3%83%95%E3%83%A9%E3%82%A4

 

 

 

 深い愛に溺れていく

シェイプ・オブ・ウォーター

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半魚人と女性の危険に満ちたハラハラし心躍る恋愛物語。

監督を務めたギレルモ・デル・トロ監督らしい音楽や色彩や水、部屋などに置いてあるインテリアなど非常に芸術に富んだ作品になっている。姿は人間とかけ離れているにも関わらずイケメンに見えてしまう半魚人やその半魚人に対して手話やダンスなど行動で相手にアプローチする女性の姿、そして行き着く先の愛の行方に溺れること間違いなし。是非見よう。

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いかがだっただろうか。この中であなたの心に刺さる【異種間恋愛映画】があれば幸いだ。今回紹介した作品の他にもロボット、人魚、野獣、人形、アバターなどなど様々な作品が存在するので興味を持った方は一度調べてみてはいかがだろうか。

人だろうが動物であろうが愛する心には変わりはない。常識を超え、とらわれない愛の形、そして物語だからこそ惹かれるものがあり、魅了されるものがある。これからも人間とそうでない者が咲かす愛の行方をこの目で見守っていきたいと思う。想像のできない異種の愛は素敵なのだ!!

いじめは嫌いだ!!ロック様魂の叫び『セントラル・インテリジェンス』

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監督
ローソン・マーシャル・サーバー

製作
スコット・ステューバ
ピーター・プリンシパト
ポール・ヤング
マイケル・フォトレル

キャスト
ドウェイン・ジョンソン
ケビン・ハート
エイミー・ライアン
アーロン・ポール
ジェイソン・ベイトマン

 

あらすじ

元いじめられっ子のCIA捜査官とかつて人気者だった冴えない会計士が巨大な陰謀に巻き込まれていく姿を描いたアクションコメディ。高校時代は学園のスーパースターだったが、現在はパッとしない人生を歩んでいる中年会計士カルビン。そんな彼のもとに、当時ぽっちゃり体型でいじめられっ子だったボブから、20年ぶりに会いたいと連絡が入る。仕方なく会いに行ったカルビンの前に現われたボブは、なんと筋骨隆々なCIA捜査官へと変貌を遂げていた。濡れ衣を着せられ組織から追われているというボブに助けを求められ、一緒に逃げるハメになるカルビンだったが…。

 

感想

ドウェイン・ジョンソンといえば出る映画ほとんどが面白く、出る映画ほとんどをその鍛え抜かれた筋肉で解決するスーパー筋肉スター、通称ロック様。

近年ではジュマンジの続編『ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル』やロック様が巨大動物と戦う『ランペイジ』やロック様が超高層ビルと戦う『スカイ・スクレイパー』など勢いが止まらずむしろ増していくばかりのナイスガイで私自身も大大大好きな俳優である。

 

そんなロック様が今回演じるのは、高校時代デブでいじめられっ子だったCIAエージェントだ。

映画の開幕早々デブのロック様のお色気熱唱シャワーシーンという考えられないスタートを切り、いじめっ子に全校生徒の前で裸を晒されるがそこで若いケヴィン・ハートに助けてもらうもトラウマを抱えてしまう。その20年後にムキムキになったロック様がケヴィン・ハートの前に現れタッグを組み事件を解決していくというのが今回の大まかな内容である。

 

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先に言っておくとこの映画、めちゃくちゃ面白かった。

 

出る映画はギャグを入れないと呼吸できないような存在ケヴィン・ハートは今回高校時代は人気者で誰からも慕われる優等生だったが、20年後は出世も出来ず途方に暮れる会計士。

そんなケヴィン・ハートが高校時代いじめらた過去をバネに6時間の筋トレを20年間365日続けた結果筋肉ムキムキのCIAエージェントに変貌したロック様とタッグを組む。それだけでも既に面白い。

 

映画の大半は2人の漫才のような掛け合いが炸裂し、ネタを放ってくる。その中でもロック様特有の筋肉アクションも健在だ。

ロック様が敵をボコボコにする前に「いじめは嫌いだ」という決め台詞を毎回吐くのだが学生時代いじめを受けていた本人が言うものだから胸に来るものがあり、ロック様が言うからカッコいいものがある。

 

更にロック様とケヴィン・ハートのギャグも全てが滑らず面白い。ロック様瞬間移動ロック様カウンセリングロック様パジャマ、そしてケヴィン・ハートのバク宙など面白要素盛り沢山なのでそこもおススメしておきたい。

 

 

筋肉はムキムキ更には強いCIAエージェントのロック様だが、そんなロック様でも敵わない相手がいる。学生の頃自分をいじめていたいじめっ子だ。本編ではロック様とケヴィン・ハートがロック様をいじめていた奴のところへ助けを求めに行くが、ロック様はそこでまた貶されてしまうのだが学生時代のトラウマが蘇り足がすくんでしまうシーンがある。

そう、いくら筋肉をつけて強くなったとしても心の中にいるいじめっ子はいつまでも怖い。そういったさり気ないいじめに対するメッセージ性がこの映画では所々に見受けられ、見ていてかなり胸に突き刺さるものがあった。

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そんなロック様が唯一自分を助けてくれて唯一信頼しているケヴィン・ハートと共に事件を解決し、更にそのいじめっ子も克服して自分を成長させていく映画それが『セントラル・インテリジェンス』である。

正直この映画はロック様が主演で大正解だと個人的には思っているしコンビの相手がケヴィン・ハートというのも大正解だと思っている。

やはりロック様の映画は面白い。

 

 

ということで『セントラル・インテリジェンス』、はっきり言っておススメである。アクションもギャグも一流でめちゃくちゃ楽しく世界でいじめれている子達にロック様がその筋肉でかなり勇気を与えてくれる作品ではないかと思うのでレンタル店で一度手に取ってみてはいかがだろうか。そして皆さんもロック様を好きになっていただければと思う。いじめは嫌いだ!

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